立春の朝。

今日は立春。

今日から春、また1年、新しい季節がめぐりはじめます。

鳴子に住むまでは、”暦なんてただの暦”でしたが、自然の中で暮らしていると

もう否が応でも認識せざる得ない場面が度々・・・・やっぱり小寒の時期より

大寒時期の方が冷えたり、立春を過ぎると今までシンとしていたのに鳥が啼き

始めたり、啓蟄を過ぎると本当に小さな虫を見かけたり・・・・。

で、今はすっかり24節期を意識する暮らしになりました。

さてその”新年”の始まりの朝、去年の夏漬けた梅干しを解禁(?)することに。

梅干しは「夏に漬けて新年になったら食べられる」のだそう。早い時期だとまだ塩が

枯れていないからしょっぱいし苦い。時間をおくことで甘み、旨味になるのだそうです。

そろそろ凍み大根も出来てきました。大根を下茹でしてから外干しにして寒風にさらす

こと約1か月。超暖冬だった今冬は12月に仕込んだものはあたたかかったために

半分以上ダメになってしまいました。ぬるま湯などで戻してお煮つけなどに使います♪

今は便利な時代。スーパーやコンビニに行けば、たくさんのお惣菜や食材が手に入る

というのに出来上がるまでに半年とか1か月かかる食べ物って・・・・(笑)

でも口にしてみると手作りの味わい、滋味がしみじみ伝わるから不思議。

じっくり時間をかけて作るものにあるあたたかさにほっこりしながらまた新しい1年を

丁寧に過ごしていきたいと思います。季節の節目を分ける「節分」の翌日が「立春」

なんて日本語はなんて素敵なんでしょう。

※時間がかかる食材の代表(笑)、 味噌作りの会、2/7(日)11(木・祝)ともに

まだご予約出来ます、手作り味噌にどうぞ挑戦なさってみてくださいね。